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  環境問題がらみの話題を集めた部屋です。

 


 

 環境問題を考える意味

 巖家のゴミ減量

 ソーラークッキング

 ソーラークッカー「ききょう」の作り方

 ソーラークッカー「かるぴか」試用記

 ソーラークッカー「サニークッカー」試用記

 落ち葉堆肥づくり

 エコグッズ 2009/12/7追加



進行中・計画中・夢想中・妄想中のエコプロジェクト

自転車発電機の制作

 もはやどこでも行われているので今さら感があるのだが、なにかイベント的なことを計画するときにやっぱりほしいのが人力発電。作り方自体はネットに載っているし、やればいいのだけど、少し製作技術に不安がある。既製品も売られているけれど、本来の趣旨から考えるとちょっとね。だれか作るの手伝ってくれないかなぁ、と甘い望みをかけてここに書いておこう。

生協の割り箸のリサイクルあるいは有料化、または廃止

 使用済みの割り箸を集めて軽く洗って乾燥させ、製紙会社に持って行くと製紙原料としてリサイクルしてくれる。これを大学生協でやりたいと思っている。ただ、これをやってだれにメリットがあるかと考えたとき、ゴミが減って処理費を削減できる生協と、タダで製紙材料が集まる製紙会社だけなのだとすれば、どうも物足りない。もうひとひねりして、みなが協力したくなる動機付けがほしい。たとえば、削減できた処理費の一部をチャリティーに寄付することをあらかじめ公表しておくとか。処理費の削減なんて微々たるものだろうから、まずは有料化が先だろうか。
 学生が最初に思いつくエコプロジェクトも生協の割り箸に関することが多い。有料化、プラスチック箸への転換、竹製割り箸への転換、マイ箸促進などいろいろあるが、単に抑制するのでなく、だれもがハッピーになれる形の解決を目指せればいいなと思う。
08/10/22追記:この秋から生協食堂の割り箸は奈良県吉野産のヒノキ製に切り替えられた。コスト面と環境面の両方を考えた選択だという。コストはやはり2倍くらいにはなるそうだ。

大学を自然エネルギー発電所に

 大学には広大な敷地と多くの建物があり、太陽光発電や風力発電装置の設置可能場所はたくさんある。しかしもちろん、コストの問題がある。そのコストの問題を、在校生と同窓生および地域住民の共同出資という形でクリアできないか。寄付ではなく出資を募り、その資金で発電業者が発電し、その電気を大学に対して売って、利益を出資者に還元する。大学としての宣伝効果もあるし、災害時の非常用電源としても有用だ。すでに各地で行われている市民出資発電を、大学という場に持ち込むメリットは大きいと思う。大学の周年記念事業として提案したのだけど却下された。

測るだけ省エネ

 NHKの「ためしてガッテン」で「測るだけダイエット」というのがあったのだが、その後、岡田斗司夫氏の実践で一気に有名になった「レコーディングダイエット」。毎日決まった時間に、できるだけ正確な体重を測って、それを記録してグラフにしていくだけでダイエットができるというもの。現状を認識し、なにをしたら上下するかを認識することで、自然に生活の中でダイエットする方向の行動が促進されるという、うそのようなホントの話。私はこれを2005年4月から継続しているが、3年で7kgやせた。ほとんどなにもこれといって努力していないのに、です。
 これを省エネに応用したのが、「見える化」とこの頃呼ばれるもの。毎日の消費エネルギー(おもに電気)を逐次記録しグラフにして常時目にするようにするだけで、省エネ行動は促進されるだろうと期待できる。ソーラーパネルを屋根に設置した家では、発電量などのデータが表示される操作盤が屋内につけられるので、それを見るだけで省エネにも気をつかうようになるという。家庭の電気メーターも、屋内に状況表示盤を設置すべきだろう。省エネナビという家庭用の消費電力量監視装置を2006年3月自宅につけたのだけど、記録をパソコンに取り込んで見るのが面倒で、ぜんぜん実践できていないのが情けないところ。

環境教育と里山保全

 授業で環境問題概論など教えているが、座学だけでは物足りない。希望者だけでいいから、なにか現場の作業を体験する機会をもたせたい。そこで、里山の手入れとか竹林の手入れ(間伐・下草刈り等)など、地域の役に立つようなこととリンクできたらと思っている。人手が足りなくて手が出せずに荒れてしまっている里山や竹林のオーナーさん、自治体の管理部局の方、ご連絡ください。個人的には、日本森林ボランティア協会などが行っている「和泉の国の森づくり」という活動にときどき参加して、森の手入れの体験をさせてもらっています。別の場所の地域保全活動にも和泉市農林課から参加打診を受けているので、やる気のある学生を募集しています。

学校の落ち葉を堆肥に

 大学をはじめどこの学校でも、キャンパスの樹木から生じる大量の落ち葉は悩みの種だ。以前なら焼却炉なり運動場なりで燃やせばすむことだったが、今はそれが難しい。ゴミとして出すのは手間がかかるしコストもかかる。ここはやはり落ち葉堆肥にして、完熟したらキャンパス内の樹木に与えてやるのが循環型キャンパスのあるべき姿だろう。できるだけ手間もコストもかけずに処理するにはどうするのがいいのか、堆肥作りをマスターしようと自宅でやっているのだけど、なかなか思うようにはいかない。

自然エネルギー式生ゴミ乾燥機

 生ゴミはそのほとんどが水分でできている。家庭で、簡単に生ゴミの水分を減らせる装置ができないかと思案中。とくにスイカの皮は夏の生ゴミの横綱。重さを半減させることができれば全国のゴミ処理のエネルギーコストを大幅に削減できるはず。基本的に太陽の熱とソーラー発電で、しかも身近な材料で簡単にできるものを目指している。集光して加熱しつつ、ソーラー式の小型換気扇で送風する、というだけのことなので、ちゃんと作ればすぐできるはずなのだけど、工作能力がないので半端な実験でお茶を濁しているところ。だれか手伝ってください。

緑の大阪プロジェクト

 妄想です。大阪市内で出される生ゴミを有機堆肥にして、大阪市内のビルの屋上菜園で有機野菜を作り、その野菜を市内のレストランに卸す。野菜作りには、ホームレスの人々から有志を募って基礎研修を受けてから取り組んでもらい、野菜の売り上げを還元する。道頓堀などに近いところでは、底にたまったヘドロも有機資材として利用し、可能なら川の水を散水する。ゴミ減量、ヒートアイランド対策、ホームレス対策、河川浄化までをも組み込んだ壮大な計画。だから妄想ですってば。


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最終更新 2009. 12. 7.
since 2005.7.2