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エコなグッズたち

 現代的な生活を少しずつエコロジカルな生活にするには、それを可能にするためのさまざまな道具を利用しなければならないこともある。メジャーな市場にはなかなか登場しないけど、そうしたグッズを一生懸命開発して販売している企業もたくさんある。ここでは、巖が個人的に購入して使ってみた製品について、その性能や印象などを紹介します。

 なお、ここに書かれた内容の一切について、責任は巖圭介個人にあります。また書くことに関して当該メーカーからは依頼も承認も受けておりません。あえてリンクは張りませんので、興味を持った方は自分で検索してください。


生ゴミ処理機「自然にカエル」

自然にカエル 以前から買おうかどうか迷いに迷っていた生ゴミ処理機の「自然にカエル」を買ってしまった。

 生ゴミ処理機もだいぶ家庭用の家電として定着しつつあるが、電気で熱を作り攪拌しながら乾燥させて減量するものか、あるいは保温し攪拌しながら微生物の活動によって減量するもののいずれかのタイプがほとんどである。どちらの場合も、電気で熱を作るためにかなりの電力消費が見込まれ、環境負荷の低減という意味ではあまり感心できない。

 それに対し、この「自然にカエル」は電気を使わない。撹拌は人力でハンドルを回す。保温は特にしない。きわめてローテクな微生物分解型の生ゴミ処理装置だ。あまりにローテクなので、かえってコストパフォーマンスが悪く感じられるのが、なかなか購入に踏み切れなかった理由だ。正直、やってることは段ボール箱に腐葉土を入れてそこに生ゴミを埋めるだけの「段ボールコンポスト」とそんなに変わりはしない。スマートな容器、便利な撹拌ハンドル、専用基材に、この価格だけの価値があるのか、まだ確信は持てない。

自然にカエル とはいえ、今まで庭の片隅に適当に穴を掘って埋めるという、もっともローテクでもっとも手間のかからない処理をしてきた私が、それでも面倒くさい、と思って買ったのである。埋めるのは簡単に思えるが、バケツがいっぱいになったら雨でも埋めに行かないといけないし、掘った場所から未分解の前のゴミが出てくるとげんなりする。そういう面倒が解決するかと期待しているのだ。食事のたびに生ゴミを1ヶ所に集めておいて、食後にポイ、と放り込んでハンドルを数回まわすだけ。そういう展開でうまく処理してくれるのかどうか。最初しばらくは微生物の試運転で、あまりたくさん入れられないそうだが、だんだん調子が出てくるとか。「もやしもん」の沢木みたいな能力があったら、いろんな分解菌の生態系ができあがっていく様子がよくわかるんだが。
(2009.2.5. ブログに掲載)

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 先日買った「自然にカエル」という名の手動式生ゴミ処理機。微生物相の立ち上げ期間も終わり、いよいよ本格稼働に入った。これまで、リンゴの皮と芯とかタマネギ、ニンジン、大根の皮とか、焼き魚の骨と皮、卵の殻、茶葉など、ぼちぼち投入してきた。今のところは、温度が低いこともあって、基材のおがくずのにおい以外はとくにしてないので、台所に置いてある。気温が上がってくればそうもいかなくなるだろうという覚悟はしている。毎日気が向くたびにハンドルを回してかきまぜている。

 今のところ発酵熱が生じるほど急速な分解はしていない模様。とくにタマネギの皮などはいつまでも目立っている。全体量が目立って増えていることはないが、そんなに投入していないからあたりまえか。今は湿度が低く、さらさらしている。もう少し湿気があった方が微生物には良さそうに思うが、そうなったら臭気が出てくるだろう。

 今日、少し米ぬかを投入してみた。これで微生物の活動が活発になるだろう。それがいいほうに出るかどうか、実験だ。微生物育成ゲームみたいな気がする。愛情を持って微生物を育てられる人に最適な処理機だ。ってそんな人、多くはいないな。
(2009.2.13. ブログに掲載)

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 2月はじめにスタートした「自然にカエル」での生ゴミ処理。ここ2週間ほどは気楽にどんどん生ゴミを放り込んできた。果物や野菜のくずや茶葉はもちろん、煮魚・焼き魚の皮や骨、卵の殻、一度は魚のはらわたも生のまま入れてみた。順調になんでも処理できている気がしていて、毎日様子を見ながらハンドルを回してかきまわすのが楽しみだった。

自然にカエル ところがここ数日になって急に悪臭がしはじめた。それとともに急にハンドルが重くなった。中身が急激に湿気を帯びて、畑の土のようになってきた。

 毎日見ていたせいで逆にその変化になかなか気づかなかったのだが、よく考えてみたらもともとはさらさらのおがくずだったわけで、そのちがいは歴然としている。

 ふたをはずしてみると、内側に水滴がたくさんついている。むろんふたにはたくさんのスリットが開いているのだが、どうやら湿度過多なのはまちがいない。

 製造元でもこうした状況は予測していたようで、ふたをはずして代わりにかぶせるための、不織布のカバーが付属していた。あわててカバーをかけて、外へ出す。当分はゴミを入れずに乾燥させることを優先しなければ。

 というわけで、うまく使いこなすにはそれなりにコツがいるようだ。しばらく試行錯誤してみます。
(2009.2.26. ブログに掲載)


電気あんか「ぬくぬく」

ぬくぬく(株)ジェイ・エス・ピーという会社が製造している電気あんか「ぬくぬく」を購入した。

 このあんかは、電源コードをつないで1時間半ほどで蓄熱し、あとはコードを抜いても一晩中その熱が持続するというものだ。湯たんぽや、最近流行のレンジでチンして温めて使う「ゆたぽん」などと同じように思うかも知れないが、根本的にこの「ぬくぬく」がちがうのは潜熱を利用している、という点である。

 湯たんぽなどの場合、熱いお湯が熱を放出しながら冷めていくだけなので、湯たんぽ自体の温度はまっすぐ直線的に下降していく。ところが「ぬくぬく」では、蓄熱すると内容物が寒天状にゲル化し、それが熱を放出すると固体に変化していく。液体状態から固体の状態に「相転移」するときに出るのが潜熱なのだが、内容物が全部完全に固体化するまでずっと温度一定の状態が続くのである。

 水が氷になる場合を想像してもらえばわかりやすい。水を冷やして温度がどんどん下がってくる。しかし0℃になると、水が全部氷になるまではそれ以上下がらない。それと同じことが、「ぬくぬく」では0℃ではなく40℃ 付近で起きるのだ。中身はパラフィンワックスだということだが、製造元のHPによれば、この会社ではいろいろ好みの温度で相転移させることができるようで、食品保温剤などさまざまな用途の製品を作っているようだ。

 なぜこれに注目したかというと、以前から太陽熱を昼間蓄熱して夜間放熱させるうまい方法はないものかと考えていて、潜熱を利用する蓄熱材のことを調べていたからだ。日当たりのいい屋根や壁に蓄熱材を仕込み、昼間の熱を夜間に取り出すことができれば省エネになる。その際、水やコンクリートなどに蓄熱するより、ちょうどいい温度で相転移する物質を使って潜熱を利用できれば効率がいいはずだと思っていた。

 規模は小さいし太陽熱を使うわけではないが、この電気あんかにはそんなわくわく感がある。

(2009. 1. 7. ブログに掲載)


空調服

空調服 某メーリングリストで紹介された「空調服」を、物欲のおもむくままに購入した。その名も「株式会社空調服」という会社が作っている。買ったのはポリエステル製の長袖作業着(P-500N)。

 空調服というのは、ようするに服の背面下部左右に電池で動く小型ファンがついていて、服の中に風を送り込んで汗を蒸発させて気化熱を奪い、涼しく過ごせるようにするものだ。単純な発想だが、これがなかなかほんとうに涼しい。どれくらい涼しいかというと、Tシャツ短パンでパソコンの前に座ってひたいににじんでくる汗をときおりタオルでぬぐっているような暑い夏の日に、この空調服を着るとポリの長袖の作業着を着ているのに「んー、これ着てる方が涼しいかも」というくらい涼しいのだ。腕の素肌にはりつくポリエステルの感じがちょっといやなので、長袖のTシャツに着替えてもいいかもしれない。取り込まれた空気が首筋や袖口から吹き出してくるので、体だけでなく頭も涼しくしてくれる。

 想像してもらうなら、至近距離で扇風機の風を直接受けている感じといえる。体も頭もけっこう風を受け続けるので、それにともなう疲労感も似ているかもしれない。それなら扇風機を買った方が安いんじゃないかといわれればちょっと微妙だが、服の内部をまんべんなく冷やしてくれるそのきめ細かさは、扇風機では得られないんじゃないかと思いたい。それにあちこち移動しても関係ないしね。

 とりあえず、真夏でも長袖の作業着を着ていなければならない職場にお勤めの方なら、一考の価値はあるんじゃないだろうか。広い空間をギンギンに冷やさなくても、快適に作業ができるだろうと思う。ただ日常的に使用するとなるとネックになるのが電池だろう。単3ニッケル水素充電池4本で約5時間というのでは、1日分ももたない。頻繁に交換するのも面倒なので、バッテリー増量モデルとかAC電源併用モデルとか、屋外作業用に太陽電池付きモデルとか、電源関係でもう一段の工夫がほしいところ。


エアドライ

エアドライ スイカの皮の省エネ乾燥実験などしていたら、そういうコンセプトの「エアドライ」という製品があることを知って買ってみた。底に細かい穴の空いたバケツ上の容器(上)に生ゴミを入れて、下からの送風だけで乾燥させる。送風のためのモーターが電気を消費しているだけなので、加熱攪拌する普及型の生ゴミ乾燥機に比べると圧倒的にエネルギー消費が少ない。電球1個つけている程度なので、1日中つけっぱなしでも大丈夫、というふれこみだ。構造も単純なので、安い、というのも魅力。

 思った以上に単純な構造なので少々不安に思いながら試運転。いろいろ入れて一晩動かしてみた。野菜の皮などはよく乾くようだ。スイカの皮は大きいままではやはり難しい。でも、「いくら電気を使ってもいいから完璧に処理する」ことより「ほどほどの技術でほどほどの処理」を目指す私としては、悪くない印象を受けた。

 しかし、これを室内で動かしていると「におう」と家族には不評だ。腐っているわけではない。しかしいろいろな野菜のにおいが混じり合って空気穴から出てくるから、当然においはする。音もそこそこするし、やはり室内で使うのは無理なようだ。

 とはいえ、外に適当な場所を見つけてそこで回し続けるようにすれば、それなりに活用できそう。それに、ゴミだけでなく、切り干し大根とか乾燥フルーツとかを作るのにも使える(容器は2つあるので使い分けられる)という点にも惹かれている。しばらくは楽しめるかな。


ソーラーガーデンライト

 ソーラー発電で昼間電気を蓄え、夜間になると自動的に点灯する庭用照明。配線なしでどこへでも設置できるので自由度が高い。ホームセンターなどでかなり安く売られている。

 手軽さはすばらしい。ただ、入っているのは白色LEDたった1個なので、点灯しても「光っている」だけであって「あたりを照らす」というにはほど遠い。照明というよりイルミネーションに近い。

 ニッカド充電池内蔵で充電と放電を毎日繰り返しているので、1-2年で充電池がへたってくる。分解できれば電池は交換できるので、長く使い続けることができる。

ソーラーガーデンライト

ソーラーファン

 ソーラー発電でまわる小さな換気扇。発電パネルが5x10cmと小さいので、まわるファンもなんとなく弱々しい。しかし太陽光が当たるだけで勝手に回ってくれるし、配線いらずでメンテナンスもいらないので、使いようによってはいろいろ役に立つ。一般には床下の湿気を抜くための換気などに使われることが多いらしい。屋根裏の換気をすれば、たぶん夏の暑さが少しましになるのではないだろうか。

 個人的には、これを使って生ゴミの乾燥実験などをしている。風があるのとないのでは乾燥の仕方が全然違う。上述のエアドライと組み合わせれば自然エネルギー生ゴミ乾燥機ができるはず。

ソーラーファンでスイカの皮を乾燥させる

ソーラーラジオライト

 乾電池とACに加え、太陽光と手回し発電機を電源にできるラジオ付き懐中電灯。防災用品としてこの手のものは最近よく見かけるようになった。手回し発電はなかなか発電できない。日常用途としては、窓際に置いて太陽光でラジオを聴くくらい。


ゆたぽん

 レンジでチンして布団にいれるだけで、暖かさが夜明けまで続く。昔ながらの湯たんぽもいいけど、これもなかなか手軽で便利。

ゆたぽん


エコワット

 電気製品のプラグとコンセントの間にはさんで消費電力量を測る道具。エコな生活をするためにはまず自分の生活の環境負荷を知ることが肝心で、そのためには必須のツール。省エネ仕様のはずの冷蔵庫が実際にどれだけの電力を消費しているかがわかる。ただし、測定できるのはつないでからの経過時間と累積消費電力量(と推定電気料金)だけ。しかも5W以下の電気は測定できないので、少ない待機電力などは測定できない。

エコワット

省エネナビ

 家庭の配電盤に設置して、家全体の消費電力量を継続的に測定する装置。毎時間・日・週ごとの消費電力量を棒グラフにして表示したり、目標量を上回ると警告ブザーを鳴らしたりする。パソコンにつなげばデータを出力してより詳細なグラフにしたりもできる。自分の生活の環境負荷を知りたい人はぜひ取り付けたい。


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2009. 12. 6.