Journal no. 13
ケータイこわい(2000年10月2日)
前回に続いて携帯のはなし。恥をしのんで小さな声で告白するけど、じつは私、携帯を持ってないのだ。うわー、そんな目で見ないで。石を投げないでっ。
なんで持たないのかって。だって使うあてがないんだもの。日頃かける電話といえば、「あ、これから帰ります。・・・はい、牛乳とお豆腐ね。じゃ。」という程度のものが、一日一回。携帯なんかなくても全然困らない。もちろん携帯があったら「あ、ついでにタマネギとショウガもお願いね。」というような追加情報を得られるだろうけど。
だいたい私は、いつでも居場所が決っている。片道2時間の移動中はつかまらないけど、あとは大学内にいる。寄り道なんかしないから、私と連絡をとりたい人は、固定電話で十分用が足りる。
それに私は電話が嫌いなんだ。電話でしゃべるときはものすごく緊張していて、まわりの状況なんて目に入らない。携帯で話しながら歩けるかどうかも怪しい。車の運転などしようものなら、人をひいても気づかないかも。あ、ながら運転は違法か。
緊張するのは、他人やただの知り合いとの電話だ。むろん私だって学生の頃には1時間も2時間も電話で話しこんで親に怒られたものだ。そういえば最近、用もないのに電話で友人と馬鹿話をするってことがすっかりなくなったな。ふっ、これがおとなになるってことか。
おとなになった私にはメールを打つ相手もいないから、携帯の小さな画面にちまちまと文字を打つ必要もない。i-modeとかいうやつも、あんな小さな画面でろくなことができるはずない。仕事場に行けば快適にインターネットできる環境が整っている。携帯なんかぜーんぜん必要ない・・・。
なにをそんなにムキになっているかって? だって携帯、おもしろそうだから、気を許したら買っちゃいそうだから。着メロひとつとっても楽しいし、i-modeも使ってみたい。WorkPadとつないでモバイルコンピューティングもしてみたい。きっと手に入れたらバンバン使ってしまうに違いない(かける相手がほとんど決っているのは変わらないと思うけど)。そうなったらすぐに電話代が5,000円、10,000円とふくれあがって、小遣いでまかなえなくなるのは目に見えている。だから、携帯は全然必要ないことにしておきたい。全然、まったく、ぜーんぜん・・・。
◇ ◇ ◇
ここ数年安定していた体重がふたたび増加し始めた。なんとかしないとマジでヤバイ。
このジャーナルの文責と著作権は巖圭介個人にあります。無断転載を禁じます。御意見、御批判は巖個人宛にお送りください。ここに書かれた内容に関して桃山学院大学は一切関知していません。