Journal no. 5
桃山の環境取り組み(2000年7月18日)
2000年度から桃山学院大学に環境問題プロジェクトチームが発足した。新しく就任した学長の意向によるものと思われるが、時代を考えれば大学も環境問題に無神経でいられないのは当然である。私も一員として参加させてもらっているが、これからどのように事態を進めていくか楽しみにしている。
プロジェクトを進めるにあたって最初にしていることは、現状の把握である。現在の桃山学院大学が、どれくらいエネルギーを消費し、どのような負荷を環境に与えているかをまず把握する必要がある。その上で、どの部分を削減できるか検討していくのである。
実は 桃山学院大学は、組織としては現状でもかなり環境に配慮した体制ができている。1995年に今の新キャンパスに移る際に、かなりの気配りがなされているのだ。例えば、冷暖房には主にガスが使われているし、緑地の散水には上水ではなく雨水や井戸水が使われている。トイレはすべて自動感知式で、水の節約に役立っている。また、学内で使われる紙のほとんどは再生紙100%で、しかも白色度の低いものが選ばれている。
むろん、問題はたくさんある。今の季節、冷房は寒いほど効き過ぎているし、キャンパスにはゴミがあふれている。しかし、これまでとりたてて方針を掲げて取り組んできたわけではないにしては優秀だと思う。中心になって取り組んでこられた職員の方々の志の高さのおかげであろう。
桃山の環境情報は、おいおいこのホームページにて公表していきたいと思いますので、お楽しみに。
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