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コペンハーゲンへの旅
国際ワークキャンプ・大阪で環境に関する学生宣言(「桃山宣言」)を作り上げた学生たち。その声をCOP15に届けたいとの思いから、参加者を代表して2名の学生がコペンハーゲンに派遣された。COP15の初日と、その前に開かれる青年会議(Conference of Youth)に参加して、他国の若者との交流を深め見聞を広めた5日間だった。
コペンハーゲンの街
デンマークは環境先進国でもある。コペンハーゲン市内は自転車道が整備され、多くの人々が自転車で通勤している。海上には風車の列が見える。
COP15が始まる3日前。すでにコペンハーゲンの町のあちこちには、気候変動問題に関するさまざまな屋外展示がなされていた。
Survival of the Fattest
有名な人魚姫の像のとなりに設置された「Survival of the Fattest」像。ひどく太った女性がやせこけた男性に肩車されている。女性は手に正義の象徴である天秤を持っている。彼女の足は水面より上だが、男性は半分水につかっている。解説にはこう書いてある。
私は男性の背に乗っています。
彼は重荷に耐えかねて沈みつつあります。
私は彼を助けるためになんでもしましょう。
ただ彼の背から降りることだけはしませんけど。
じつにいい。よくこれだけ皮肉の効いた像を、市の最大の観光スポットの横に設置することを許したものだと、市当局を褒め称えたい。
Conference of Youth
COP15にむけて世界中から集まってきた若者たちがコペンハーゲン大学に集ったConference of Youth。自分たちがどのように気候変動の問題に取り組み、力を発揮できるか、方法を学び情報を交換した。
会場下見
会議開始2日前、会場を視察する。
COP15スタート
会議は始まった。各国代表団、NPO/NGO、取材陣をあわせて2万人を超える人々が、気候変動の解決に注目して集まった。なんとか結果を出してほしいものである。未来がかかっている。