2015年度秋期 環境問題概論
授業でパソコンから使用しているPowerPointファイルや配付資料の原稿は受講者に公開されていますが、そのファイルはこのホームページ上にはありません。使用している資料の著作権の問題などがあるので、大学LAN内のパソコンからのみアクセスできる教材サーバに入れてあります。情報センターの自習室などに行って、「マイ・コンピュータ」の中に見える「Lesson (S:)」を開いて、私の名前のフォルダ(iwao)の中を探してください。印刷もできますが、くれぐれも紙資源の節約に努めてください。
「なんかこのお菓子、人工甘味料とか人工着色料とか合成保存料とかいっぱい入ってんだよね。やっぱり身体に悪いのかな。天然の原材料だけのにした方がいいのかな。」という友人に、授業内容をふまえて、どう考えたらいいか説明してあげてください。専用用紙はこちら。
注)文章で回答すること。箇条書きなどは不適。授業と異なる個人的見解はコメント欄へ。
やむを得ない理由により欠席した場合は、その理由が客観的に証明されれば一週間の猶予を与える。それ以外の場合も遅れての提出は認めるが、点数は半減する。
日々の食べ物に含まれる食品添加物や気になるサプリメントを5つピックアップして、その物質の効用と安全性(健康への影響、毒性など)について調べてレポートしてください。 注意:複数の情報源を参照し、URL等は明記すること。その特定の商品を販売する会社が出す情報は基本的に避ける。個人のブログ等の記述も、参考にするのはいいが、そのまま信用しない。詳細はこの専用用紙を参照。11月27日提出締切。後出しも認めるが点数は半減する。
「リサイクルってだいたいなんのためにやってるの?リサイクルはエコじゃないって言う人がいるんだけど、どうなの?」とたずねる姪っ子に、授業内容に基づいて説明してあげてください。専用用紙はこちら。
注)文章で回答すること。箇条書きなどは不適。授業と異なる個人的見解はコメント欄へ。
やむを得ない理由により欠席した場合は、その理由が客観的に証明されれば一週間の猶予を与える。それ以外の場合も遅れての提出は認めるが、点数は半減する。
自分の住んでいる自治体でどのようにゴミ分別回収が行われているか、あらためて確認してもらう課題です。一般的な分別に加え、特定のゴミがどのように分類されるかも確認してもらいます。また、年間ゴミ回収量を調べ、一人1日何kgゴミを出しているか計算してください。詳細はこの専用用紙を参照。10月28日提出締切。後出しも認めるが点数は半減する。
「温暖化って騒ぐけど、気温が2〜3度上がるだけでしょ? なにがそんなに問題なの?」とたずねる生意気なおいっ子に、温暖化でこれから起きると予測されることを説明し、それを緩和するためになにをすることが必要か教えてやってください。専用用紙はこちら。
注)文章で回答すること。箇条書きなどは不適。授業と異なる個人的見解はコメント欄へ。
やむを得ない理由により欠席した場合は、その理由が客観的に証明されれば一週間の猶予を与える。それ以外の場合も遅れての提出は認めるが、点数は半減する。
自分(達)が日常どれだけエネルギーを消費しているか把握してもらう課題です。いわゆる「環境家計簿」というもので、今までにも調べたことがあるかも知れません。1ヶ月当たりの電気/ガス/水道等の使用量を調べて記入し、表に従いCO2排出量を計算してください。寮などで個別の値がわからないときは、管理人に総使用量を聞いて部屋数で割るなど、柔軟に推定してください。各エネルギーからの排出割合がわかったら円グラフにしてください。詳細はこの専用用紙を参照。10月7日提出締切。後出しも認めるが点数は半減する。
講義計画
【講議概要】
地球温暖化、化学物質、リサイクル・・・、環境問題はすでに身近にあり、多くの人が漠然とした不安を持ちながら、しかし具体的に行動を起こすことなく毎日を送っている。私達の生活のなにがどのように問題なのか、多くの情報があふれかえる現在、信頼できる基礎知識を身につけ、これからの自分の行動を決めていかねばならない。この講義では、これからの時代を生きていく上で必須と思われる主要な環境問題に関する基礎知識を身につけてもらう。
【学習目標】
主要な環境問題(地球温暖化、ゴミ問題、人工化学物質汚染、酸性雨、オゾン層破壊、土壌劣化、水危機、食糧問題、エネルギー問題)について、起きている問題の内容とその原因を説明できる。それぞれの問題に対し、今何がなされているか、何ができるかを人に伝えられる。
具体的な到達目標リストはこちら(PDFファイル)。
【講議計画】
時事問題も取り入れながら、おおむね以下のテーマを扱う(順序は変更の可能性あり)。
・地球温暖化, エネルギー問題
・ゴミ問題
・人工化学物質汚染
・酸性雨、オゾン層破壊
・土壌劣化、水危機、食糧問題
【成績評価の方法】
試験50%、レポート50%
レポートは、授業時間中に出題してその場で書き上げて提出してもらうもので、その時点まで数回分の講義内容を振り返りまとめてもらうのが目的である。その他にも、自分の生活を見直すアクション・レポートも課す。レポートをすべて提出した上で、試験で6割程度得点すれば単位を与える。
【教科書】
なし
【参考書】
環境省編 『環境・循環型社会・生物多様性白書』
遠山益 『人間環境学』 裳華房 2001
石弘之 『地球環境報告II』 岩波新書 1998
安井至 『市民のための環境学入門』 丸善ライブラリー 1998
東京商工会議所『ECO検定公式テキスト』日本能率協会マネジメントセンター 2006他
松永和紀 『メディア・バイアス』光文社 2007
【授業で使用した代表的な情報源(順次追加予定)】
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2016. 3. 28.