5分で作れるかんたんクッカーです。
「あさがお」というクッカーを参考にして、とにかく簡単に作れるということを念頭に設計しました。出来上がりの形から、花の「ききょう」と名付けました。本物のききょうは5弁の花なので全然ちがうのですけどね。
ほんとうに簡単なものですが、驚くほど熱を集めます。ゆで卵を作れるし、時間をかければお芋をふかしたりもできます。有り合わせの材料でも、少し工夫すれば簡単にできます。
ここではガスレンジの下敷き用に売っていたシートを材料にします。全アルミ製のものより、紙にアルミ箔を貼ったものの方が弾力があって作りやすいです。この製品は75cm x 55cm。でもサイズも形もこだわりません。
マジックで中央に10cm程度(使う容器に合わせて調整)の丸を描き、さらに中心を通る45度くらいの斜めの線を引きます。
シートをたてに半分に切って丸を切り抜きます。
中央の円の形を保ったまま、たてに切った部分を斜めの線に合わせ、
内側と外側をクリップで留めます。
全体を湾曲させながら反対側も同じようにクリップで留めればできあがり!
黒い缶などの容器に食材を入れ、上部を切り落としたペットボトルを逆さにしてかぶせて保温します。この写真は太陽が真上にある真夏のときの設置状態。安定が悪ければ、洗面器などの器に入れて支えにするといいでしょう。
太陽高度が低い時期には、横に倒して使います。この写真は3月におこなった講座の様子です。コーヒー缶をビニール袋に入れていますが、安定が悪く風が吹くと倒れてしまい苦労しました。いくつものききょうを洗濯バサミでつなげたり、段ボールで支えを作ったりして工夫しました。