第14回科学史西日本大会
日時:2010年12月11日(土)午前10時〜午後6時
メイン会場:龍谷大学 深草学舎 21号館5階505号室
(午前の部は京都教育大学などで実施)
午前の部:10:00-12:00
深草周辺散歩(日本陸軍第16師団関連施設めぐり・京教大所蔵実験機器見学:京都教育大学・聖母女学院)
午後の部:13:00-18:00
龍谷大学 深草学舎 21号館5階505号室
1)「光学をめぐるデカルトとスコラの論争」
武田裕紀(聖トマス大学)
2)「ライプニッツ《動力学》の継承者たち」
有賀暢迪(京都大学)
3)「「エネルゲティーク」論争再考」
稲葉肇(京都大学)
4)「ゾンマーフェルトとハミルトン・ヤコビ理論」
中根美知代(立教大学)
5)「大正・昭和初期における 医療・保健・環境と紫外線」
金凡性(広島工業大学)
6)「素粒子論グループの世代間論と湯川記念館設立」
小長谷大介(龍谷大学)
7)「明治9年に「暢発学校」から改称された「群馬県師範学校」の理数教育について」
赤羽 明(埼玉医科大),高橋 浩(群馬大院工),玉置豊美(数理設計研),所澤 潤(群馬大院教育)
8)「Si(111)7x7再構成構造表面の実空間観察‐直衝突イオン散乱分光法と走査型トンネル顕微鏡法」
山口まり(東京大学)
9)「「嘲らず、悲しまず、呪いもせず」―スターリン時代ソヴィエト連邦における物理学哲学論争史の再検討」
金山浩司(日本学術振興研究員)
特別講演「物理学の世紀」
佐藤文隆(京都大学名誉教授)
第13回日本科学史学会西日本研究大会
日時:2009年11月21日(土)午後1時〜5時30分
会場:大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
1)東群馬南勢多高等小学校の明治19年から30年の試験問題から探る当時の理科(物理)教育
高橋 浩(群馬大)、赤羽 明(埼玉医科大)、玉置豊美(数理設計研)、所澤 潤(群馬大)
2)実験動物学をめぐる大正期の動物学者たち―谷津直秀論文別刷り集から浮かび上がる人間模様
福井由理子(東京女子医科大学医学部生物学)
3)熊谷県(明治6ー9年)に設置された教員養成学校「暢発学校」について
赤羽 明(埼玉医科大)、高橋 浩(群馬大院工)、玉置豊美(数理設計研)、所澤 潤(群馬大院教育)
4)1960〜70年代の超伝導体のAPWバンド計算〜マサチューセッツ工科大学〜ベル研究所〜
溝畑典宏
5)活力論争を解消する三つの方法:スフラーフェサンデ、ダランベール、オイラー
有賀暢迪(京都大学)
講演「科学史/環境史の研究動向」
瀬戸口明久(大阪市立大学)
第12回日本科学史学会西日本研究大会
日時 2008年12月6日(土)10時30分−17時40分
会場 桃山学院大学トマス館、T−001教室
1) 「旧京都師範学校時代の理化学実験機器」
岡本正志(京都教育大学)
2) 「1950〜1970年を中心とした超伝導体探索」
溝畑典宏
3)「気象学におけるコンピュータ・シミュレーションの起源:予備的考察」
有賀暢迪(京都大学)
4) 「どのような人たちが量子力学や相対性理論に反対したのか?−1940年代におけるソヴィエト物理学者の群像−」
市川浩(広島大学)
5) 「1948年農業科学アカデミー8月総会の顛末は、スターリンの気まぐれによって引き起こされたか?」
藤岡毅(総合教育文化学院)
6) 「V.I.ヴェルナッキーにおける生命の起原研究と地球化学」
徳永盛一
7) 「和算家 会田安明の思想について」
清水土筆(京都大学)
8) 「西周におけるオランダ留学の思想的意義」
小林道央(京都大学)
9) 「群馬県女子師範学校の郷土教育の背景にある科学思想」
玉置豊美(数理設計研究所)、高橋浩・所澤潤(群馬大学)、赤羽明(埼玉医大)
10)「明治23年頃の高等小学校における物理学習についてー2007年に新潟県村上市で発見された生徒の物理ノートを中心にー」
赤羽明(埼玉医大)、所澤潤・高橋浩(群馬大学)、玉置豊美(数理設計研究所)
講演「ダーウィンはなぜビーグル号に乗れたのか」
松永俊男(桃山学院大学)
第11回科学史西日本大会
日時 2007年12月8日(土)10時−18時
場所 京都教育大学・教育実践総合センター2Fスキル室
1)ギブスのカノニカル・アンサンブルの「力学的」性格
稲葉肇(京大院)
2)ソ連科学アカデミー科学・技術研究所の組織と活動(2)〜Ch.ガルベルの業績〜
徳永盛一
3)ソヴィエト遺伝学派の基底 〜チェトヴェリコーフとヴァヴィロフ
藤岡毅
4)ファラデー効果のエーテル解釈
夏目賢一(金沢工大)
5)1930年代のサイクロトロン開発とロックフェラー財団の役割
日野川静枝(拓殖大)
6)アレニウス論文「大気中二酸化炭素の地球表面温度への影響(1896年)」の紹介
北口久雄(新コスモス電機)
7) 明治20年代の群馬師範学校卒業生達の科学教育・簡易実験について
高橋浩、所澤潤、玉置豊美、赤羽明(群馬大・埼玉医科大)
8) 後藤牧太他著『小学校生徒用物理書』の使用実績について
赤羽明、所澤潤、玉置豊美、高橋浩(埼玉医科大・群馬大)
講演 「マントヴァのガリレオ」
田中一郎(金沢大)
第10回日本科学史学会西日本研究大会
日時 2006年11月4日(土)13時−17時
会場 大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル)
1)トレーディング・ゾーンとしてのパッシェン
小長谷大介(龍谷大学)
2)B.M. ヘッセンの講演「現代物理学における物質、運動、空間および時間の問題」(1934.5.5)について
徳永盛一
3)1939年ソ連遺伝学会議再考
藤岡毅
4)オイラーは何故モーペルテュイを擁護したか?:最小作用の原理を巡る誤解
有賀暢迪(京都大学大学院文学研究科)
5)18世紀ヨーロッパにおける弾道学研究
但馬亨(東京大学大学院)
6)17世紀前半における希薄化の問題
武田裕紀(英知大学)
7)後藤牧太の弟子達と宇田川準一による群馬県師範学校の科学教育
○
高橋浩(群馬大)、赤羽明(埼玉医大)、所澤潤(群馬大)、玉置豊美(数理設計研究所)
第9回科学史学会西日本研究大会
日時 2005年11月19日(土)10時半−17時
会場 龍谷大学深草学舎
1)「S.P.Langleyの論文「月の温度」について」
北口久雄(新コスモス電機(株))
2)「1953年国際理論物理学会・京都に至るまでの超伝導研究〜1950年 超伝導の同位体効果の発見から〜」
溝畑典宏(大阪府立大学)
3)「榎本武揚と科学技術」
松尾幸とし(同志社大学)
4)「ロベルヴァルと真空中の真空実験」
武田裕紀(英知大学)
5)「ロピタル『無限小解析学』とヨハン・ベルヌーイの微分計算講義の対応関係について」
但馬亨(東京大学)
6)中止
7)「近代日本における熱帯病研究の展開」
瀬戸口明久(大阪市立大学)
8)「技術者にとっての良心の形成とそれに関する教育の意義について」
田中克範(東京学芸大学)
9)「『百科全書』における「線維」の項をめぐって」
百崎清美(大阪大学)
10)「後藤牧太と簡易器械について−群馬県師範学校教員との関連からの一考察」
赤羽明(埼玉医科大学)
第8回日本科学史学会西日本研究大会
日時 2004年11月27日(土)10時−17時
会場 桃山学院大学
1) 「デカルトにおける落体問題の数学的背景」
武田裕紀(英知大学)
2) 「分光学者パッシェンの黒体研究」
小長谷大介(龍谷大学)
3)「日本における国際学会の夜明け−1953年国際理論物理学会(京都)と超伝導研究−」
溝畑典宏(潟Nボタ)
4) 「W.ハーシェルのニュートン科学への対応−権威への反逆の作法(3)−」
松尾幸とし(同志社大学)
5) 「エネルギー教育の現状と課題−科学史の導入による改善策の検討−」
岡本正志(京都教育大学)
6) 「後藤牧太・他著『小学校生徒用物理書』について」
赤羽明(埼玉医科大学)
7) 「高等学校教科書『理科基礎』について」
橋爪淳一(大阪電気通信大学高等学校)
8) 「なぜキナズリーの静電気実験講座は25年間続いたのか?」
宮地祐司(東海高校)
9) 「1930年ソ連の2つのダーウィニズム」
藤岡毅
10) 「B.M.ヘッセンの物理学史講義速記録」
徳永盛一
11) 「戦時下のモスクワ国立大学物理学部−冷戦初期の旧ソ連邦における "現代物理学反対派"形成の背景−」
市川浩(広島大学)
「2005年度開催校あいさつ」
小長谷大介(龍谷大学)
第1回日本科学史学会関西研究大会
プログラム
A会場
A−1佐久間象山と化学
東 徹
A−2 元代の一道士の天文学−−趙友欽のばあい
新井 晋司
A−3 指南車の盛衰−−その社会的背景
木方 洋
A−4 旧ソ連の原爆開発に関する新資料
市川 浩
A−5 水質管理行政と技術手段
高山 進
A−6 教育者と南北戦争−−Joel Dorman Steele を例にして
高石 靖夫
A−7 宅間流の算額と算者たち
下浦 康邦
A−8 算法整数起源抄のヘロン三角形について
田中昭太郎
B会場
B−1 英国におけるオリバー・ロッジ資料について
岡本 正志
B−2 物理定数の探求史余話
西条 敏美
B−3 占星術師ガリレオ
田中 一郎
B−4 F.ベイトマンの研究における「物と心」
松尾 幸とし
B−5 John Wilkins の生物学研究について
神山 義茂
B−6 ナポリ臨海実験所所蔵の日本関係資料について
溝口 元
B−7 「自然科学の階級性」について−−人間中心システムの観点から
稲生 勝
記念講演 「科学史の横道を歩いて」
橋本萬平
第2回日本科学史学会西日本研究大会
プログラム
1)19世紀末のアメリカ博物学の変貌−−地質学を中心として−−
高石 靖夫・松尾 幸とし
2)ソ連遺伝学論争における非ルイセンコの潮流
藤岡 毅
3)オパーリン初来日の記録
江上 生子
4)創造研究所大学院プログラム州認可取り消し事件、1988−90
鵜浦 裕
5)ローマ教皇の「進化論」書簡の歴史的位相
川田 勝
6)ICRU 1931年勧告の問題点
杉本 良子
7)化学技術規制史の試み
川又 淳司
8)水害・治水・自然保護などの河川環境問題と科学技術の関連性について
藤岡 達也
9)江戸中期の天文方の活動
川和田晶子
10)大学と科学技術−−明治期の私学の場合−−
松尾 幸とし
11)「エジソン」は世につれ、世は「エジソン」につれ
杉山 滋郎
12)F.Galtonの統計思想
上藤 一郎
13)ダランベールの『動力学論』におけるデカルト主義的伝統
中田 良一
第7回科学史西日本研究大会
プログラム
1)翻訳・訳述・著述−幕末・明治初期の科学・技術書の「翻訳」をめぐる若干の再考察−
松尾幸とし(同志社大)
2)宇田川榕菴自筆稿本とその原書、および『舎密開宗』
東 徹(大阪府教育センター)
3)野口英世と米国研究財団
溝口元(立正大)
4)レイチェル・カーソン著『沈黙の春』の日本社会における浸透
高山晴子(お茶の水女子大・院)
5)日本における「2分岐説」の受容−大正・昭和期の高等教育の動物学教科書に見られる分類体系−
福井由理子(東京女子医科大)
6)熱輻射法則の検証実験状況−1890年代後半を中心にして−
小長谷大介(龍谷大)
7)放射線リスク論のパラダイム転換〜欧州放射線リスク委員会2003年勧告について〜
藤岡毅(総合教育文化学院)
8)高等学校物理教科書おける中間子論の扱いについて
橋爪純一(大阪電気通信大学高校)
9)自然科学の総合科目化について−明治以降の理科関連科目における総合化過程−
赤羽 明(埼玉医科大)
10)ソ連科学アカデミー会員N.I.ブハーリンにおける技術観の進化
徳永盛一
11)デカルト自然学と時間変数
武田裕紀(英知大)
12)植物利用技術史の方法
川又淳司
13)1700年代アメリカ植民地でのキナズリーによる静電気実験講座
宮地祐司(京都教育大学院・東海高校)
14)ヒュー・ミラーの地質学と反進化論
松永俊男(桃山学院大)
1996年から関西の研究者を中心に始まった会ですが,北海道や東京からも参加者があり,「西」日本大会というよりも「秋」の研究会という雰囲気になりました。第2回以降は分科会方式をとらず、専門外の問題にも視野を広げる機会になっています。
第15回以降は、日本科学史学会HPの「西日本研究大会」のページに掲載されています。
回数 |
名称 |
日時 |
開催地 |
1 |
日本科学史学会関西研究大会 |
1996年11月30日(土) |
桃山学院大学 |
2 |
日本科学史学会西日本研究大会 |
1997年11月30日(日) |
桃山学院大学 |
3 |
日本科学史学会西日本研究大会(仮称) |
1998年11月28日(土) |
同志社大学今出川校舎 |
4 |
日本科学史学会西日本大会(仮称) |
1999年12月11日(土) |
同志社大学今出川校舎 |
5 |
日本科学史学会西日本研究大会(仮称) |
2000年12月 2日(土) |
大阪教育大学天王寺校舎 |
6 |
日本科学史学会西日本研究大会 |
2002年11月23日(土) |
同志社大学今出川校舎 |
7 |
科学史西日本研究大会 |
2003年11月15日(土) |
京都教育大学 |
8 |
日本科学史学会西日本研究大会 |
2004年11月27日(土) |
桃山学院大学 |
9 |
科学史学会西日本研究大会 |
2005年11月19日(土) |
龍谷大学深草学舎 |
10 |
日本科学史学会西日本研究大会 |
2006年11月 4日(土) |
大阪市立大学梅田センター |
11 |
科学史西日本大会 |
2007年12月 8日(土) |
京都教育大学 |
12 |
日本科学史学会西日本研究大会 |
2008年12月 6日(土) |
桃山学院大学 |
13 |
日本科学史学会西日本研究大会 |
2009年11月21日(土) |
大阪市立大学梅田センター |
14 |
科学史西日本大会 |
2010年12月11日(土) |
龍谷大学深草学舎 |