Ⅲ.公開講演会「ダーウィン生誕200年-その歴史的現代的意義-」

日本学術会議主催公開講演会

2009年12月5日(土)13時~17時
日本学術会議講堂


進行
 前半:木本 忠昭(東京工業大学名誉教授)
 後半:佐倉 統(東京大学教授)

①第1部 講演「ダーウィンの生涯と業績」
  1)松永 俊男(桃山学院大学名誉教授):ダーウィン研究の展望
  2)矢島 道子(東京医科歯科大学講師):ダーウィンと地質学
  3)小川 眞里子(三重大学教授):ダーウィンの生物学

②第2部 講演「ダーウィンの影響」
  1)富山 太佳夫(青山学院大学教授):ダーウィンの社会的影響
  2)横山 輝雄(南山大学教授):ダーウィンの思想的影響
  3)溝口 元(立正大学教授):日本におけるダーウィンの受容と影響

③第3部 討論「ダーウィンの現代的意義」
 1)長谷川 眞理子(総合研究大学院大学教授):進化生物学の立場から
 2)山田 格(国立科学博物館):自然史博物館の立場から
 3)渡辺 政隆(科学技術政策研究所):科学ジャーナリズムの立場から

展示資料目録.pdf へのリンク会場の一角でダーウィンの編著書および草稿類の翻刻版を中心にした資料展示を行う。展示は、講演会終了(17時)後の1730分まで実施する。

共催団体:日本科学史学会、日本科学史学会生物学史分科会、地学史研究会、日本動物学会、日本進化学会、桃山学院大学

『学術の動向』2010年3月号(pp.7-74)に講演内容を掲載

学術会議叢書17『ダーウィンの世界 — 生誕200年、その歴史的・現代的意義—』(2011年2月)に拡充掲載

なお、下記の資料にシンポ開催の経過と展示資料目録を掲載している。
松永俊男「日本学術会議ダーウィン・シンポジウムで展示した本学資料」『桃山学院大学総合研究所紀要』35巻3号(2010), pp.109-120.

Ⅱ.シンポジウム「さまざまなダーウィン:ダーウィン生誕200年、『種の起原』刊行150年を記念して、ダーウィンの現在性を考える」

日本科学史学会第56回年会シンポジウム

2009年5月23日(土) 13:20~16:20
九州大学箱崎キャンパス旧工学部本館3階 第10講義室

1)矢島道子「シンポジュム開催の趣旨説明」
2)瀬戸口明久「記憶が歴史になるときー日本におけるダーウィン記念行事とE.S.モースをめぐる歴史認識のの形成ー」
3)松永俊男「ダーウィン研究30年から言えること」
4)下坂英「若き日のダーウィンをどう描くか」
5)小川眞里子「ダーウィンの著作より」
6)鵜浦裕「アメリカ政治におけるダーウィン」

討論:溝口元、藤岡毅

『科学史研究』251号(2009年秋) にシンポジウムの報告(pp.162-178)を掲載

Ⅰ.2008年12月7日 生物学史分科会シンポジウム

Ⅱ.2009年5月23日 科学史学会シンポジウム

Ⅲ.2009年12月5日 学術会議シンポジウム

Ⅰ.シンポジウム「ダーウィン進化論の誕生と波紋:2009年ダーウィン年に向けて」

主催:日本科学史学会生物学史分科会
    日本学術会議「科学・技術の歴史的理論的社会的検討」分科会
    桃山学院大学
    桃山学院大学人間科学会

2008年12月7日(日)午後2時~5時
桃山学院大学トマス館 T-001教室

1)「ダーウィン研究の現状:資料紹介を中心に」松永俊男(桃山学院大学社会学部)
2)「ダーウィンは古生物学者」矢島道子(東京医科歯科大学教養部・非常勤)
3)「生物の地理的分布からどうして進化が着想されたのか--ダーウィンとウォレスの比較を通して--」野尻 亘(桃山学院大学経済学部)
4)「ソビエト・ダーウィニズムの2つの潮流」藤岡毅(総合教育文化学院)
5)「ダーウィンを記念する:日本における進化論受容をめぐる歴史認識の誕生」瀬戸口 明久(大阪市立大学経済学部)
総合司会:鈴木善次(大阪教育大学名誉教授)

会場でダーウィン関係資料を展示。

『生物学史研究』82号(2009年7月) に「特集 シンポジウム報告」(pp.43-88)を掲載